スーツケースにベルトは必要?TSAロックとの併用などの基礎知識

海外旅行に行く際に最も心配なのが安全面ではないでしょうか。
渡航先のテロなどの危険情報はもちろん、盗難などの治安問題も非常に気になるところです。
海外旅行の必需品であるスーツケースには、防犯上スーツケースベルトを巻いている人もよく見かけますが、実際にスーツケースにベルトは必要なのでしょうか?

この記事では、スーツケースベルトの役割をお伝えするとともに、TSAロック付きのスーツケースの場合についてはどう対処すべきかをより具体的にご説明させていただきます。


スーツケースベルトの役割

スーツケースベルトの役割は以下の3つが考えられます。

1 鍵が破損してしまった際の補強の役割
最近のスーツケースは以前のものと比べて非常に頑丈で軽いつくりになっています。
海外旅行で一般的に使われるのは、ハードタイプのスーツケースになりますが、そのボディの素材は衝撃に強いポリカーボネートが主流になりつつあります。
今までの主流だったABSという素材に比べると、同じ重さではポリカーボネートの方が強度が高く、さらに軽量性に優れています。
このように頑丈なスーツケースが増えてきたため、ちょっとの衝撃で鍵が壊れてしまったり、中身が飛び出してしまうということはめったにありません。
しかし、海外の空港ではスーツケースを預ける際、日本ほどデリケートに扱われておらず、非常に手荒にスーツケースが扱われているのが現状です。
ですから、ジッパー式ではないスーツケースの場合、その衝撃で鍵が破損し、スーツケースが全開になってしまう可能性があるのです。
そのような事態になるのを防ぐために、スーツケースベルトは必要だと言えます。
スーツケースベルトを巻いておくだけで、落ちたときの衝撃で鍵が壊れてスーツケースの中身が飛び出してしまうのを防ぐことができるのです。

2 防犯の役割
海外旅行に行く際、トランジットで行く場合もあると思いますが、その際には当然乗り換えの空港で、預けたスーツケースも飛行機を乗り換えることになります。
その積み替えスタッフがスーツケースの鍵を開けて中身を盗むという犯罪が問題となっています。
スーツケースベルトが巻かれているスーツケースとそうでないスーツケースがあれば、当然手間がかからず簡単に開けることのできる方を泥棒は選ぶでしょうから、防犯に有効という意味でも、スーツケースベルトを巻いておいた方が良いのです。
わざわざスーツケースベルトを外してまで中身を盗もうとはならないので、被害に遭いにくくなるのです。

3 目印としての役割
飛行機が空港に到着したら、預けていたスーツケースがベルトコンベアから流れてきて、自分のスーツケースを探して引き取ることになります。
自分のスーツケースと似たようなものがたくさんあった場合、そこでスーツケースの取り間違いが起きてしまう場合があります。
スーツケースベルトを巻いていれば、遠くからでも自分のものだと判断できますし、迷わずに引き取ることができますし、他の人が間違って持っていってしまうことも防ぐことができるでしょう。


スーツケースベルトの種類と正しい巻き方

スーツケースベルトにはいくつかの種類があります。
・金具を通して締めるもの
・ワンタッチのもの
・ロック付きのもの

値段は高いもので数千円、安いものであれば100円ショップでも購入できます。
ロック機能やデザインなどに特にこだわりがなければ、100円ショップのものでも十分だと思いますが、すぐに壊れてしまったら意味がありませんので、できるだけ金具が金属のものを選ぶようにしましょう。
ロック付きのものを選ぶ場合には、鍵の紛失などの危険を考えると、鍵式ではなくダイヤル式の方がおすすめです。

また、スーツケースベルトの正しい巻き方について知っている人は意外と少ないのではないでしょうか。
正しく巻かれていなければ、スーツケースを引き取るときにはなくなっていることもありますので、十分注意して巻くようにしましょう。

スーツケースベルトの巻き方の注意点
・側面の持ち手の下を通して取り付ける
・強くベルトを締める
・締める前に必ず長さをうまく調整する
・金具部分が角にこないようにする
・ベルトの余った部分は締めたベルトの下に折り込む


TSAロックとは

TSAロックとはアメリカ運輸保安局TSAが導入した鍵のことで、鍵をかけたままスーツケースを航空会社に預けることのできるロックです。
アメリカでは同時多発テロ後、アメリカ国内のすべての空港で、非常に厳しいセキュリティチェックが行われていますが、そのチェックにも対応できるのがTSAロックと言われています。
今販売されている多くのスーツケースには、TSAロックが標準装備されています。
TSAロックのスーツケースであれば、鍵をかけたまま航空会社に預けることができ、TSA職員だけが検査のために特殊ツールを使って解錠し施錠もしてくれる、と言われていました。

しかし、最近ではTSAロックであっても鍵をかけないでください、と言われることが増えているようです。
TSAロックであっても空港職員に壊されてしまうケースが非常に多くなっているからです。
TSAロックが必ずしも安全とは限らないということですね。


TSAロックとスーツケースベルトの併用

TSAロックのスーツケースであっても鍵をかけて壊される可能性は十分にありますので、盗難や乱暴な取扱で鍵を壊されて、スーツケースが開いてしまうのを防ぐために念の為にスーツケースベルトをする、というのが一番良い方法ではないでしょうか。

スーツケースには決して貴重品を入れてはいけません。
盗まれて困るようなものを決してスーツケースには入れないことが一番の安全対策ではないでしょうか。

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(旅行先:韓国 大阪府 20代 女性)


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